« トゥクトゥクって意外と大きい。 | トップページ | 祭りに行った。 »

2006年7月22日 (土)

「和菓子」をだますことに成功。

 歌人の枡野浩一さんが評をつとめる『かんたん短歌blog』が6月末で終了。これを受け、投稿者有志の発案による謝恩パーティーが行なわれた。と言っても、枡野さん本人には、当日まで内緒。

参加者たちは、秘密裏のうちに、ソーシャル・ネットワーキング・サービスであるmixi上で打ち合わせを進め、当日の「サプライズ」に備えていた。『和菓子のためなら』というコミュニティは、そのイベントの連絡用に開設されたもので、自らmixiにも参加されている枡野さんにけっして気づかれることのないよう、枡野さん=我が師=和菓子の連想でつけられた、偽装コミュ名である。
 当日18:30、伊豆での仕事を終え、渋谷の某カフェに向かうと、すでに準備は整っていて、今まさに「和菓子」が入場する直前、というタイミング。すぐにクラッカーを渡され、待機するよう指示された。仕事のためぎりぎりになってしまったが、イベントの始まりに何とか間に合ってよかったと、胸をなで下ろす。そして、枡野さん入場。カフェのドアを開けた瞬間、いっせいにクラッカーが鳴り、拍手が沸き起こる。狭いカフェに30人以上の笑顔、そして「お疲れ様でした!」の声。「仕事の打ち合わせ」という名目で連れてこられた枡野さんは、あっけに取られた様子で、「僕はだまされにくいタイプなんですけど…」と前置きした上で、このような形でだまされたのは生まれて初めて、という趣旨の発言をされていた。作戦は大成功!今回の企画を考え、短期間のうちに実行に移した「主犯者」の苦労は察するに余りあるが、「枡野さんを驚かせたいので事前にwebなどで一切公開しないで」という約束事をしっかりと守った「共犯者」(自分を含め)にも拍手を送りたい。『かんたん短歌blog』という場で出会った仲間(でありライバル)が、選者である枡野さんをねぎらい、感謝の心を伝える会。カフェのメニューに和菓子はなかったけれど、長身で黒い眼鏡をかけた「和菓子」は喜んでくださったようだ。

嫌がらせぐらいの距離でトリビュートのべつ幕なし力の限り!

 会場で寄せ書きした扇子に書いた「ありがとう短歌」。感謝と尊敬の念を「寄ってたかって送る感じ」を表したつもり。余談だが、今回のパーティーで、かんたん短歌blogの常連投稿者の方と何人か知り合った。私のブログ『バランボビンの百葉箱』をひそかに楽しみにしています、と言ってくださったり(なかなか更新できなくてすみません!)、詩集を買ってくださった方もいた。本当にありがたい。十代の頃に少し苦い経験をしたので、雑誌の投稿欄などのオフ会に参加することには、実は抵抗がある。しかし、『かんたん短歌blog』という共通項で集まった今回の「共犯者」とは、これからもつながりが持てそうな気がした。私が大人になったということか、それとも、枡野さんの人柄が『かんたん短歌blog』に素敵な人々を引き寄せたのか、本当の理由は分からないけれど。

|

« トゥクトゥクって意外と大きい。 | トップページ | 祭りに行った。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22720/11147392

この記事へのトラックバック一覧です: 「和菓子」をだますことに成功。 :

« トゥクトゥクって意外と大きい。 | トップページ | 祭りに行った。 »